30代事務職OLのひとり暮らし戦記

世間知らずの喪女がひとり暮らしに悪戦苦闘中

【学び編4】資産運用に必要なのは売り買いのセンスじゃなかった

f:id:saanoo:20150111235613j:plain


投資信託がやってみたい。
私も投資信託について学んで、自分に合った投資信託をしたい。
というわけで「Around40 コツコツ happy life」管理人opalさんと同じように「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」管理人水瀬さんのインデックス投資の具体的な方法8ステップから学ぶ第四弾です。

前回のお話は、マーケットの嵐に振り回されないようにすることができるんだよという内容でした。リスクと期待リターンを把握することが大事。そして分散投資をすることでリスクを低減することができる。
【学び編3】市場に吹き荒れる嵐に狼狽えない建物を建てよう - 30代事務職OLのひとり暮らし戦記




まとめているのがこちらの記事
opalさんが管理人である「Around40 コツコツ happy life」の「初心者のアセットアロケーション設計体験|全記事まとめ


まずはこちらを参考にします。

【学び編4】リスクから考えよう!|初心者のアセットアロケーション設計体験|Around40 コツコツ happy life


元となっているのは「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」ブログ管理人水瀬ケンイチさんのこちらの記事です。

【第4回】 保有資産の値動きの9割がこれで決まる!?アセットアロケーション(資産配分)を簡単に計算する - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)



アセットアロケーションが大事だ!

新しい単語が出てきました。アセットアロケーション

資産分配のことで、どの資産にどんな割合で投資するか?ということだそうです。
株なのか、債券なのか、国内のものか海外のものか、はたまた金や小麦など(コモディティ)なのか。
そのアセットアロケーション次第で投資の成果が決まってしまうので、きちんと作ることが大事。

売り買いのセンスじゃないんだ~というのが一番に思ったこと。
いまだに資産運用とは個別株の値動きを見て売買するものだという印象が強いです。この企業は売りだ!とか今後の成長が見込める!とか。そういう判断が自分にできるとは思えないんですね、だからこそ資産運用に手を出してこなかったわけです。

でもアセットアロケーションをきちんと設計することが最も大事。
これはすごく心強い。

■リスクからアセットアロケーションを考える

目が醒めるとはこのことでした。
いくら欲しいかよりも、いくらまでなら失ってもいいか?から考えるのか!

だってお金についての本を読むと大抵、老後に自分がいくら必要なのかを計算するのが最初、って書いてあるから……そこから始めてました、案の定。(参考:【学び編0】将来の蓄え、いくらあれば足りるのか - 30代事務職OLのひとり暮らし戦記)(opalさんのアセットアロケーション設計体験と出会う前に書いておいた記事なのです)
でもそうすると欲で目がくらむし、市場が暴落したときに恐慌に駆られて全て売ってしまうのか。市場暴落時こそ買い続けるのがドルコスト平均法なのに、積み上げてきたものを自らの手で崩してしまうというのはなんとも……むなしい。

というわけで学び編0の内容はいったん全部忘れます。
そう、そのために最後に全部忘れる!と書いたのでした。

いやー、本当に利益から色々なことを考えようとしていた。正直浮かれていました。
そうだよなー、何かを始めるときは大抵事前にデメリットも一緒に考えるもんな。

アセットアロケーションを分析するツールを使ってみよう!


ファンドの海さんの
長期投資予想/アセットアロケーション分析


んんんん?
見てるだけではわからないのでやってみよう。

各資産クラスにそれぞれ1万円ずつ入れてみる。

f:id:saanoo:20150112000402p:plain

【結果】
期待リターン (年率):4.71%
リスク (年率):12.56%


前回の内容を踏まえて考えると、

1標準偏差

元本5万円が一年後に、12.56%の振り幅となる。その上期待リターンは4.71%なので、その分底上げされる。

振り幅の一番上が、12.56+4.71=17.27%(+8,635円)
振り幅の一番下が、-12.56+4.71=-7.85%(-3,925円)

この振り幅に収まる確率が、68.27%

30%以上の確率で、5万円のうち4000円が失われるということか。

2標準偏差

元本5万円が一年後に、12.56×2の25.12%の振り幅となる。期待リターンは4.71%なので、その分底上げされる。

振り幅の一番上が、25.12+4.71=29.83%(+14,915円)
振り幅の一番下が、-25.12+4.71=-20.41%(-10,205円)

この振り幅に収まる確率が、95.45%

積立投資をする場合

上記の資産クラス分けで月々5万円、35年間継続した場合……
* 35年間の総投資額は 2105.0万円 です。
* いちばん起こりそうな運用結果は 3622.8万円 です(最頻値)。年率にして約 1.6 %です。
* 運用結果が 3571.9万円 以上になる可能性は高く(確率70%)、もしかしたら 4632.8万円 以上になるかもしれません(確率50%)。しかし、 6008.7万円 以上になる可能性はそれほど高くありません(確率30%)。
* 期待リターンの複利では 5238.9万円 になります(期待値)。ただしその確率は 40.2% です。
* 元本割れする確率は 5.6% です。
* 表示される確率や金額は「連続複利年率の収益率が正規分布する」ことを前提に計算されています。

わ、わかりやすい!!!!!!!!

■もうちょっと綿密にアセットアロケーションを組んでみよう!


アセットアロケーションの目安として示していただいているこちらの比率。

②山崎氏のポートフォリオ日本株式:先進国株式:新興国株式=5:4:1)
期待リターン:5.33%
リスク(標準偏差):17.82%

これを実際のお金に換えて考えてみると……
月々3万円ずつ積み立てる場合の一年後の最大損失額は
30,000円×12ヶ月×(17.82%×2-5.33%)=109,116円

36万円投資して、約11万円の損失かあ。

これはまだ期待リターンに対してリスクが高いようです。
ちょっとピンとこないというのが正直なところ。でもこの36万円に対して11万円の損失、というのが毎年毎年続いたら厳しいな。投資イヤになっちゃうかも。

ただし!ここから更にリスクを下げることができる方法がある、その鍵は日本債券だそうです。次回!


にほんブログ村 OL日記ブログへ
にほんブログ村