30代事務職OLのひとり暮らし戦記

世間知らずの喪女がひとり暮らしに悪戦苦闘中

始まりは一通の手紙でした

なぜ私が今まで全く目を向けることのなかった投資に興味を持ったのか。

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始まりの手紙

ある日届いた郵便物
差出人は郵便貯金センター。

確かにゆうちょに口座は持ってるけど手紙をもらうことなんてしてないぞ??ほぼ放置だぞ??

広げてみたところ「お前名義の定期貯金もしくは定額貯金が満期過ぎてかなり経ってるからこのままだとなくなっちゃうぞ、解約手続きに来いよ」(要約)というお手紙でした。

全然心当たりないんですけど……
実家にも聞いてみましたが同じく心当たりもなければ証書もない。

「心当たりなければ近くの郵便局で口座の照会できるからやってこい」(要約)とお手紙に書いてありました。

口座を確認してみる

お手紙と本人確認証(免許証)を持参して最寄り郵便局へ
→口座照会の申込み
→二週間前後で照会結果が郵送にて届く
→やっぱり知らない定額貯金がある!!!
→最初のお手紙・照会結果・本人確認証(免許証)・普通口座の通帳・届出印を持参して郵便局の本局へ。

定額貯金解約の手続き自体は近くの郵便局でもできるそうですが、心当たりが無さすぎてちゃんと相談したい&その後の手続きがスムーズに進みそう、と踏んで本局へ行くことにしました。

局員の人に相談してみる

事前に電話で問い合わせたところ、局員の方のお名前を教えていただき「私あてに来てくださいね~」と言っていただきました。
で、謎の貯金の詳細を聞いてみる。

  • 25年以上前に定額貯金が組まれている
  • 10年満期
  • 20年以上前だと定額貯金の手続きをした人が誰かまではわからない
  • 解約手続きをすれば後日普通口座に振り込んでくれる
  • 他の銀行口座に動かすにしろ、ゆうちょで貯金するにしろ、お金が振り込まれないことには何もできない

結局誰のお金かはわからないまま……
家族との協議の結果、三年ほど前に亡くなった祖母ではないかという結論になりました。もう確かめる方法もありませんが。


では定額預金が果たしていくら入っているのか!?
金額は口座照会の時点ではわからず、解約手続きに行って初めて教えてもらえます。

金額自体は微々たるものでしたが……なんと当時の金利4%
今が0.04%ですから100倍の金利が付いてきます。す、すげー…………そらちょっとしたお金ができたら即貯金しますわ。

局員さん)「解約後のお金は普通口座へ入金でよろしいですね?」

私)「できればそのまま定額貯金に戻したいです」

局員さん)「数日後に振込まれますので、その後また来ていただいてお手続きになります……が、せっかくなので運用をされてはどうですか?ゆうちょでもNISAなどやっておりますし、初心者向けの商品もありますよ」

パンフレットを見せていただきましたが、投資のことなど全くわかりませんし、今までの人生には投資のとの字もありませんでした。
投資って株とかFXとか……詳しくは知らないけど損をしたというエピソードだけは色んな所に落ちている。そんなん無理です。
不意にやってきたお金を投資で失ったら元も子もない。
その上、お金はあればあるだけ使ってしまいそうな私にとって選択肢は定額貯金オンリーでした。

私)「いやー………また考えます。ひとまずは定額貯金の方向で」

局員さん)「そうですか……プロの人が代わりに運用してくれる投資信託というのもありますのでまた考えてみてくださいね」

私)「はあ……ありがとうございます」

後日、郵便貯金センターから定額貯金解約して普通口座へ入金したよ(要約)という通知が郵送されてきました。
再度郵便局へ赴き、定額貯金の申込をすれば全ておしまい、のはずだった

郵便局が空いている時間に仕事を終えることができない日々が続き、私の中でちょっとずつ意識が変わっていきました。




金利ってすごいと知った

今は金利が低い時代である、ということはなんとなく知ってはいたけど実感としてはまるでありませんでした。
宇宙人は宇宙のどこかに存在する、くらいの実感のなさ。
だって自分の口座を自分で管理するようになったとき(大学入学時)にはもう今と同じくらいの金利だった気がする。
そんな私にとって、銀行口座は自宅のタンスに代わってお金を保管しておいてくれるもの、という感覚です。
普通口座は木製タンス、定期預金は鍵付きタンス。

なのに……なのに銀行口座にお金を入れておくだけでこんなにもお金が増える時代があったのか!銀行口座ってタンスじゃなかったんだ!!!

それを知った上で通帳の「利子 5円」とかの記載を見るとものすごく虚しい気持ちになりました。
定期預金じゃなくって財形貯蓄だったら若干は金利が高いんじゃない?と思って証書を確認してもほぼ同じ。

このまま貯蓄をしていくだけでいいんだろうかという疑問がわきました。

プロが運用してくれる投資があると知った

私には株とかやるセンスもないし、生きるだけで必死なので毎日の株価やら企業の動きやら世相やらを考える心の余裕もない。
でもプロが代わりにそれをやってくれるならすごく良いことじゃない!?




そうして夜寝る前に投資信託ググる日々が始まったのでした。

プロが運用してくれるから全部お任せ、ではいけないということや、金融機関の窓口でおすすめされる商品は罠が多いことを知りました。

そして同時になんでもっと早く興味を持たなかったんだろうか……と悔やむ。誰か教えてくれたってよかったじゃないかー。


でもきっと、こういう出会いってタイミングなんだと思います。
今までも、雑誌に書いてある“家計を見直し!”みたいな特集を見て“お金は稼ぐ・貯める・増やすの三本柱です”的な記事は読んだ記憶がある。あります。
出会う機会はたくさんあったけど、受け手である私はずっとそこに意識が行かなかった。出会うべきタイミングは今このときだったんだなと思う。
こうして今せっかく出会えたので、大事にお付き合いしていきたいです。

というわけで初心者のアセットアロケーション設計体験、もうちょっとお付き合いください。
(今月のお仕事の山場を越えた気がする!)


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