30代事務職OLのひとり暮らし戦記

世間知らずの喪女がひとり暮らしに悪戦苦闘中

実家を捨てよ、外へ出よう

ひとり身で生きるというライフプランに向き合おうと決めたのは、ひとり暮らしを始めてからでした。


実家にいた頃は両親の比重がとても重かった。
実際に話し合ったことはないけど(ないからこそ)、父と母は一人娘である私に結婚してほしいんだろうなと感じていたし、子供を産んでほしいんだろうなと痛感していた。
何せ私が子供を産まなければ孫を抱くことができない。じぃじ、ばぁばと呼ばれることもない。

近所の同級生たちは続々と結婚して子供を産んでいる。父母の友人たちはどんどんじぃじ、ばぁばになっていき、私の父母だけが取り残される。
田舎という狭いコミュニティで気にしてないように振る舞ってはいるけれど、もどかしいんだろう。劣等感に苛まれることもあるんだろう。

実家にいるとそんなことを考えさせられる機会が多すぎた。


結婚したいと自分では思っていないのに結婚するかもと考えてしまうのは、思い余った父母が私にお見合いをさせる可能性を否定できないから。
そして父母が劣等感に苛まれるのは私のせいだという自責の念から、お見合いとそれに続くものを断りきれない気がしていたから。

子供についても、私は欲しくはないけれど父母にとっての孫を作ってあげなければいけないのではないかと思ってしまうことがあった。


実家で四六時中両親と一緒にいると、個人の境界が曖昧になり、混ざりあってしまう。
父母の望みを私が叶えなければと思ってしまう。
振り返ると非常に不健康な状態だった。


例え原付で40分の距離であっても、ひとり暮らしをすることで自分の輪郭はきちんと戻る。

自分ための自分の生き方を考えることができる。
すごく快適だし、開放感がある。なんでもっと早く気付かなかったんだろう


でも実家に帰ると突然今までの立ち位置に戻ってしまうんですけど。いつになったら私は結婚するつもりはないから孫を諦めてくれと言えるのだろうか……

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