「全面改訂 ほったらかし投資術」を読んだ個人的な感想
全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)を読みました。感想としてひとつ記事を書いたのですが、読み返してみたら、本の感想というよりおすすめ投資方法みたいな内容になっていたので読んだ感想を書きます。
著者ふたりがおもしろい
独特な共著スタイルで思ったのは、この方たちはひとりずつでも面白いけど揃うと関係性が面白いなということでした。
対談スタイルではないのでボケツッコミが会話として発生しているわけではありませんが、読んでいると山崎さんが“ボケ”で水瀬さんが“抑え”のような気がします。
経済評論家である山崎さんが暴走しようとするのを抑えるのが会社員兼ブロガーである水瀬さんであるという構造が面白いです。
相違する部分であっても相手がなぜそう考えているかを知った上で尊重し、でもこういう部分もあるよねって言えるのはなかなか、ウェットでなくドライな信頼関係でいいなと思います。
「理屈はさておき」と(多分水瀬さんが山崎さんに)サックリ言い放ってたり。
終わらない戦いってどの世界にも存在するんだなって
アクティブとインデックスの神学論争というものがあると知ったときはどの世界でも同じなんだな~と思いました。
神学論争とオフィシャルに命名されているわけではありませんが、趣味の世界でも終わりのない戦いというのは日夜繰り広げられており、どこの世界も変わらないんだなと思うと投資の世界がちょっと身近になりました。
ちなみに私は個人的に「宗教戦争」と呼んでいましたが、NL・BL論争とか、CP論争とか、単推しとDDの相容れなさとか、同担問題とか。
オタクの世界と一緒にするなと怒られそうですが、なんだか似ていて、投資家に感じる距離感がほんの少し縮んだ気がします。
(ウォール街のランダム・ウォーカー9版を読んだときも似たようなことを思いました)
全くわからないからわかりやすさがわかりやすい
第4章マニア向けの特別付録「ETF運用の現場を知りたい!」が全ッッッッッ然わかりませんでした。
文字の上を目が滑るわ、目に入った文字は脳みその表面で滑って落ちていくわ。マニア向けの看板に偽りありません。にわかには手の届かない世界がそこには繰り広げられていた。
なのに第3章まではきちんとわかる。別の本か!?というくらいレベルが違う。
第4章があることで、それまでの章のわかりやすさがわかるんです。
わかりやすく書いてあるんだなと思えることで、全く知らない人が手に取っても放り投げにくくなっている気がします。
私もやらなくては!!
一番大事なのはこの本の考え方を咀嚼して自分の投資に反映させることでした。
過去の哀しい宗教戦争に想いを馳せている場合ではなかった。
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2DK/竹内佐千子 No.130 本気 - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ
とれると思ってたよおおお他ジャンルの人気ってわかんないよおおおおと同じ叫び声を上げたのはインデックス投資ナイトのチケット発売日でした。
こむぎちゃんときなりちゃんがが前売りで負けて一般で本気を出したように、おふたりのセミナーで本気を出しました。
舞台クラスタとして!たとえ初めての買い方でテンパってしまい見えてはいけないtwitter鍵垢でアカウント連携させてしまったとしても!
というわけで是非ともよろしくお願いします。
(上でこのひとたち面白いとか言ってしまいましたが怒られないことを願っております)
- 作者: 山崎元,水瀬ケンイチ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/06/12
- メディア: 新書
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