30代事務職OLのひとり暮らし戦記

世間知らずの喪女がひとり暮らしに悪戦苦闘中

女性が35歳までに知っておく仕事とお金の常識(著・諸星裕美)


楽天ブックス: 女性が35歳までに知っておく仕事とお金の常識 - 「もしかしたら結婚しない人」の安心生活の知恵 - 諸星裕美 - 4537259566 : 本


2012年刊行ですが、こちら幸せになるためのシングル女性の人生設計術(日本経済新聞 生活経済部) - 30代事務職OLのひとり暮らし戦記
の本と内容的にはほぼ変わらず、深度は比較すると浅め。
著者の考え方として、非正規雇用で働いていると将来苦しくなるから絶対に正規雇用を狙うべきというものがあるらしく、その考え方には全面的に賛成しますが、紙面が多くその問題に割かれているので正規雇用の立場としては読み飛ばすところが多くてもったいない。
なんとなく非正規雇用で働き続けているアラサーの女性にはいい本かもしれません。

独身女性の最大のリスクとは

読んでいて一番心にグサリときたのがこの言葉。

女性の最大のリスクは「長生き」です。

うお~~そうだよね~~~~~歳取って生きてても医療やら介護やらにお金はかかるし認知症になったら自分で自分の面倒を見ることもできないし。長生きしたくない!!!

生命保険に関しても、一生涯の保障のない「定期保険」は不要であるとばっさり断じています。
ただし「医療保険」については加入しておいた方がいいというのが著者の考え。医療保険については賛否両論すぎていまだに悩んでいます。日額5,000円なら貯蓄で対応できそうな気もするし、長生きというリスクを考えると必要な気もしてくる……。

個人年金についても触れています。
確定拠出年金までは踏み込んでいませんが、税制の面でも個人年金は年金保険料控除がありますし、長期に預けることができる余裕資金があれば検討してもいいでしょうとのこと。
そうかー控除のこと考えてなかった!!!投資信託だと給与所得からの控除はないけれど、個人年金だと年金保険料として控除できる(=所得税を減らすことができる)のか……またこうして選択肢が増えてしまう;;;;;

入院時の費用はどれくらい?

病状によって大きく変わるので一概には言えない部分ではありますが、いくつか例が上がっていたのが興味深かった。

例1)乳がんで30日入院

健康保険対象:約95万(自己負担分3割で28万5000円)
保険対象外(食費等):約3万円

高額療養費の制度により8万円程度戻ってくるので最終的な自己負担分は23万5000円。

例2)子宮筋腫で20日入院

健康保険対象:約74万円(自己負担分3割で22万2000円)
保険対象外:約2万円

高額療養費制度により8万円程度戻ってくるので最終的な自己負担分は16万2000円。

会社の傷病手当金制度によりおよそ2/3の月額手取り額をもらえる。


家賃等もあるので、入院費と傷病手当金で相殺、と簡単にはいかないところですが、それでも医療保険を使わずに常に100万円程度の貯蓄があれば対応できそうな気がする。

ちなみに著者は緊急資金として常に毎月の収入の6ヶ月~12ヶ月分を確保しておきましょうと述べています。

シングル女性にとって“友だち”こそが宝!

グサリ


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